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ALDH2遺伝子多型、関連の論文(日本語のみ)

ALDH遺伝子多型によって、糖尿病神経障害のあり方、重症度が変わる。つまり糖尿病合併症に遺伝子原因がある。  

 ALDH2 (aldehyde dehydrogenase 2 )は、アルデヒドを分解する酵素です。日本人では、この活性型遺伝子多型をもつ人と、非活性型遺伝子多型をもつ人とに、ほぼ、半数に別れます。お酒をのむ「人」では、このALDH2は、アセトアルデヒドを分解する酵素として知られていますが、他の動物にも存在し、いわゆる毒性アルデヒドを分解する酵素として知られています。また、ALDH2は、ミトコンドリアの内部に存在することで、ミトコンドリア内まで浸透してきた毒性アルデヒドを分解することに寄与しています。糖尿病神経障害とミトコンドリア遺伝子異常との相関は、既に報告しましたが、なぜか、アルコールに弱いタイプが多いことを発見しました。その背景として、ALDH2活性が低下している人は、毒性アルデヒドが堪りやすく、それによって、ミトコンドリアに対して、ダメージを及ぼすのではないか、と考え、外来患者をALDH2の活性型と、非活性型にわけて、比較しました。その結果、ALDH2の非活性型の糖尿病患者は、飲酒をしている人ほど、神経伝導速度が低下しやすくなりました。逆に、ALDH2の活性型の糖尿病患者は、飲酒をしていても、さほど、神経伝導速度は低下していませんでした。したがって、糖尿病神経障害を起こしやすい患者さんと、そうでない患者さんへの、アルコール指導は、分けて考えなくてはいけないことが分かりました。

 

PDFをダウンロードするには、ここをクリックしてみてください。

 

ALDH2遺伝子が非活性型、つまり、アルコールが飲めない糖尿病患者さんのほうが血糖値が高くなりやすい

 男性163名のALDH2と飲酒習慣を調べた所、飲酒をする人においては、アルコールが飲めない糖尿病患者さんが、無理して飲酒をしているほうが、HbA1cが高く(8.1%)なり、アルコールを飲める遺伝子をもつ糖尿病患者さんのほうが、HbA1cは(7.5%)と低くなり、差がありました。ALDH2遺伝子多型が、血糖コントロールに影響を及ぼすことを、世界で初めて証明したという意味では、価値ある論文である。First authorは、村田千里先生です。

 

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ALDH2遺伝子多型が、糖尿病の母系遺伝と相関することを、栗山先生が再現試験で確認:

  ALDH2遺伝子多型が、糖尿病の母系遺伝と相関することは、鈴木らが、既に、Diabetologiaという雑誌で報告しました。

 

Association of aldehyde dehydrogenase with inheritance of NIDDM.
Suzuki Y, Muramatsu T, Taniyama M, Atsumi Y, Kawaguchi R, Higuchi S, Hosokawa K, Asahina T, Murata C, Matsuoka K.
Diabetologia. 1996 Sep;39(9):1115-8.

 

同様の効果は、MELASという典型的なミトコンドリア病では見つからず、相関はないことも報告しました。

 

No association of ALDH2 genotype in MELAS.
Suzuki Y, Muramatsu T, Taniyama M, Goto Y, Oka Y, Suzuki S, Tsukuda K, Atsumi Y, Nonaka I, Hosokawa K, Shimada A, Asahina T, Matsuoka K.
Diabetologia. 1997 Oct;40(10):1241-2. No abstract available.

 

この学説は、その後、他の研究者に再現性試験を行って、事実を確認していただく必要がありました。

そこで、東京都済生会中央病院の栗山先生にお願いして、鈴木吉彦医師が、検査には、いっさいタッチしないという条件で、栗山先生の教室で、独自に、ナースや技士が協力していただいて、ALDH2遺伝子多型と母系遺伝との相関を調べていただきました。対象は、91名の糖尿病性腎不全透析患者において、遺伝子多型と、糖尿病の家族歴を調べました。また、アルコールの摂取量なども比較しました。

 

そこで、2つの知見が得られました。

 

まずは、ALDH2とアルコール節酒量との関係です。透析前後で調査しています。

この内容については、このPDFをダウンロードしてみてください。

 

同様の症例に、ALDH2と母系遺伝との相関があることは、

Maternal inheritance of diabetes is associated with inactive ALDH2 genotype in diabetics with renal failure in Japanese.
Suzuki Y, Kuriyama S, Atsumi Y, Murata C, Matsuoka K, Suzuki Y, Taniyama M, Muramatsu T, Suzuki Y, Ohta S.
Diabetes Res Clin Pract. 2003 May;60(2):143-5. No abstract available.

で紹介させていただきました。この論文は、ALDH2と母系遺伝との相関は、再現性をもって確認されたことを意味します。

 

この論文については、ネットでPDFで公開されています。ここをクリックしてみてください。

 

に報告させていただきました。

 

 

ミトコンドリア糖尿病の患者さんでは、脳Parieto-Occipital Areaに低集積領域があります。それが、一般の糖尿病患者で、母系遺伝を持っている方でも、同じような脳領域に低集積領域を見つけました。潜在的なミトコンドリア異常がある可能性を示唆します。
MEDICAL

 母系遺伝をもっている糖尿病患者は、脳Parieto-Occipital 領域に低集積が起こることは、遺伝子異常を調べなくても、潜在的に、ミトコンドリア異常があり、それが脳に障害を及ぼす可能性があることを指摘できました。この部位は、アルツハイマー認知症で異常が起こる部位と合致します。ですから、将来、糖尿病があり、認知症がおこりやすいかどうか、を、この検査で、予知し、予防策をうてるかもしれません。

 

PDFをダウンロードするには、ここをクリックしてください。

 

 

                               元の画面に戻るには、ここをクリック。

 

 

 

 

 

補足論文
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ADH2遺伝子:世界初
(Neurologyに掲載)

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ミトコンドリア遺伝子代表論文

核遺伝子との相関を発見
(世界初;Diabetes Care)

 

3264変異遺伝子を発見
(Diabetes Care)

 

 

指尖外SMBGを世界で最初に提案

 

Suzuki Y. Painless blood sampling for self blood glucose measurement: Lancet 339巻: 816-817頁, 1992年

 

他、Diabetes Care 1998

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