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薬:解説。リラグリチド(一般名)。ビクトーザ(商品名)

商品名、ビクトーザ。 国内で唯一、全ての経口糖尿病治療薬及びインスリンとの併用が可能なGLP-1受容体作動薬
victoza

 

  • ビクトーザとは?

ビクトーザは2010年に発売された国内初のGLP-1受容体作動薬です。GLP-1は消化管ホルモンの一種で、食事をとると小腸から分泌され、インスリンの分泌を促進する働きをもつホルモンです。GLP-1によるインスリン分泌は血糖値が高い場合にのみ起こるため、低血糖をほとんど起こすことなく血糖値を下げることが可能です。また、摂取した食物の胃からの排出を遅らせる作用や食欲を抑える作用など、様々な作用があるために、血糖降下作用以外にも体重抑制効果などが期待できます。
GLP-1受容体作動薬は現在4種類あり、ビクトーザはヒトGLP-1との相同性が97%と高い点が特徴の一つです。また、作用持続時間が長く、1日1回の投与で効果が24時間持続すること、血糖値に応じてインスリン分泌が促進されるため、食事のタイミングに縛られることなく投与が可能なお薬となっています。

  • ビクトーザの最大の特徴:すべての経口糖尿病治療薬とインスリンとの併用が可能

最大の特徴は、2014年8月末にGLP-1受容体作動薬の中では国内で初めて、効能・効果が拡大となり、全てのインスリン製剤及び経口血糖降下薬と併用が可能になりました。その他のGLP-1受容体作動薬では併用が難しいSGLT2阻害剤、αGI阻害薬、DPP4阻害薬、TZD、強化インスリン療法とも併用が可能であり、現在服用しているお薬と組み合わせることで更なるHbA1c低下作用、体重減少効果が期待できます。これまでは併用可能な薬がSU薬のみであったので、ビクトーザ投与後、半年後にリバウンドが起きたケースに薬を追加することが難しくなっておりましたが、現在では、追加が可能なためにリバウンドへの対応も可能となっております。

  • 使用上の注意点

 主な副作用として、胃腸障害が報告されています。GLP-1は消化管運動の抑制効果があり、便秘・悪心・下痢などが起こることがあります(特に投与開始1か月)。また、SU剤やインスリンと併用する場合は低血糖が起こりやすくなりますので、ご注意ください。
薬剤のエビデンス(EBM)evidence based medicine of this drug
http://www.novonordisk.co.jp/media/victoza_start_simplicity.pdf(ノボ ノルディスク ファーマ ホームページより)
1)Efficacy and safety of the once-daily human GLP-1 analogue, liraglutide, vs glibenclamide monotherapy in Japanese patients with type 2 diabetes.
Seino Y et al. Curr Med Res Opin 26(5)

2)  Fifty-two-week, randomized, multicenter trial to compare the safety and efficacy of the
novel glucagon-like peptide-1 analog liraglutide vs glibenclamide in patients with type 2 diabetes.
Kaku K et al J Diabetes Investig 2(6)